金剛禅総本山少林寺について
About the head office
金剛禅総本山少林寺は、少林寺拳法による身心一如の修行をもとに「自己確立」「自他共楽」の道を究め、日々の暮らしに生かすという独自の宗風をもつ禅宗の寺院です。
金剛禅は、人間が宇宙の大いなるはたらきを宿す“可能性の種子”であることを信じ、その可能性を開花させながら、お互いを尊重し合い、手を取り合い、平和で豊かな社会を実現していこうと説いています。
日本各地のおよそ2000の道院では、子どもから高齢者まで、世代を超えて楽しく修練に励んでいます。
金剛禅とは
What is Kongozen?
少林寺拳法の教えは、少林寺拳法創始者である宗道臣の教えですが、その宗道臣の教えの根本は、仏陀釈尊の正しい教えと、これを正しく継承した菩提達磨の行法を現代に生かすことにあります。
金剛禅とは死後の安楽や現世利益を説くのではなく、生きている人間が、少林寺拳法の修行を通し、己をよりどころとするに足る自己を確立し、そして他のために役立つ人間になろうという、身心一如・自他共楽の新しい道なのです。
なお、金剛禅という名称は、仏教の守護神とされる仁王尊の神名に因んで、阿吽・陰陽二体の金剛神が象徴する無限・無量の宇宙の大調和をイメージして宗道臣が名付けたものです。
金剛禅総本山の目指す将来像
Aiming future image
“自己の可能性を信じ、仲間とともにダーマ信仰を確立し、老若男女を問わず、広く地域と密着したコミュニティを有し、人々の生活や将来に役立つ実践活動を推進し、皆の喜びを自分の喜びとして感じられる人の輪(和)が広がる”
修行内容自分の可能性を信じ
私たちの将来には多様な可能性があります。
常に生まれ変わり、いつでも成長することができます。
今思わしくない状態であっても、気持ちを切り替えることで、幸福な人生に向かことができます。
何事もより良く変えることができる可能性を持っていると信じることが出発点です。
仲間と一緒にダーマ信仰を確立
人の善き行いに接すれば心は明るくなり、悪い行いに接すれば心は暗くなることに気づきます。
心身は明るい方向へ向かうことで健全に保たれ、人間関係において互いの信頼感が増大します。
私たちの心には、草花が自然に太陽の光へ向かって伸びるような働き=ダーマが備わっています。
そのため、仲間と一緒に努めて善い行いを実践します。
より良くなる可能性を信じ、善い行いを実践することを「ダーマ信仰を確立する」とご理解いただければと思います。
老若男女を問わず、広く地域と
密着したコミュニティ
活動拠点である道院は、地域のどんな人ともつながりを持ち、集まった人同士が繋がりあうコミュニティを持っています。
以前は見ず知らずだったおじいちゃんと小さな子供が仲間になれる空間や小さな社会が道院にはあります。
人々の生活や将来に役立つ
実践活動を推進
周囲の人に必要とされない人生は寂しく悲しいことです。
自分の人生を豊かにするためには「自分の存在が役に立っていることを実感する」ことに他なりません。
ボランティア活動も行いますが、それにとどまらず、善い行いを重ね、善い人間になれば、周囲の人にも良い影響を与え、自分の存在そのものが周りの人の安心につながる…そう実感できるよう活動することを、実践活動と呼んでいます。
皆の喜びを自分の喜びとして
感じられる
周囲の人の笑顔に少しでも貢献できていると思えたら、それは幸せなことです。 金剛禅の教えに「自他共楽」という言葉がありますが、自分だけが幸せになることはありません。 また、自分だけが幸せになれないこともありません。自分の幸せを望むなら、周囲の人の幸せを望まないと実現することはできません。
人の輪(和)が広がる
このように考えているのが自分だけではなく、周囲の人が同じように考えているなら、それは大変素晴らしいことです。
私たちはこのような状態を“理想境”と呼び、目指しております。
私たちの活動は自分の置かれた環境が“理想境”となるような運動(幸福運動・金剛禅運動)を推進しています。
活動内容
Activity content
作務
清掃なのですが、単に清掃ではなく修行の一環です。作務とは「務めを作る」と書きます。
誰かの指示に従っていれば清掃ですが、自ずとやるべきことを考え、実行する場合は修行です。
きれいにすることで得られる達成感や仲間と力をあわせる協調性、きれいにするものに対する感謝の気持ちなど、ポジティブな気持ちを養います。
鎮魂行
瞑目する事により、心を鎮め、呼吸を整え、正しい生き方や考え方を確認します。
時には反省、決意、ストレスを消し去る時間になります。
それを繰り返すことで自己生命力を強固にします。
儀式
主なものは新春法会・だるま祭・入門式です。
普段はなかなか参加できない人も、この日は集まり、厳かな法要を行います。
皆んなで楽しむ企画もあり、豊かな時間を過ごせます。
行事
儀式の他にも、道院ごとに企画し、取り組んでいる行事もあります。
道院長の考え方や、地域の特性に合わせた取り組みが増え、交流を図っています。
宗道臣デー活動
開祖の名前にちなんで命名していますが、ボランティア活動のことをいいます。
道院ごと(合同で行う場合も)に自分たちに出来るボランティア活動を年間1回~数回行います。
ボランティア活動は、決して大変なことではなく、「こんなことをしたら喜んでもらえるかもしれない」と楽しく企画し、人の役に立つことを実感できる活動です。
道院とは
What is doin?
道院は、年齢・立場に関係なくどんな人でも集える場所です。
集まった人達と一緒に自分の人生を豊かにするための修行の場所という意味と願いが込めてあります。
へこたれず、あきらめず、自分を大切にし、周囲の人も大切にする人になるために以下の様な側面があります。
この他にも、道院長の指導方針、地域の特性により道院ごとに個性があります。
是非一度見学体験し、その雰囲気を感じてみて下さい。
日本全国どこの道院でも楽しく修行することができます。
所在地
北海道札幌市北区新川1条2丁目8-15
修練時間
■土曜日
少年の部:18:30-20:00
一般の部:20:00-22:00(専用道場)
■火曜・金曜日
少年の部:18:30-20:00
一般の部:20:00-21:30
電話番号
011-762-5122